いつも良い気分でいるために

以前、「運を良くする」という記事でも書いたように、良い気分でいることはとても大切です。
良い気分でいさえすれば運が良くなり、自分の望むように事が進み、幸せな人生を送ることができます
潜在意識を書き換える必要さえありません。

ただ、そうは言っても、いつも良い気分でいることは難しいですよね。
今回は、いい気分でいるための心構えをお伝えしようと思います。



1.主体的であること


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主体的であることとは、世界的なベストセラーである『7つの習慣』の中で、第一の習慣として取り上げられているものです。
「主体的」とは、「周囲の環境(他人や出来事)によって左右されるのではなく、自分のことは自分の意思によって決める」ということです。
一般的には、「主体的」という言葉は「行動」について使われますが、7つの習慣では「感情」においても「主体的」であるべきだと説いています。

例えば、他人から「バカなんじゃないの?」とか「キモい」などと、口汚く罵倒されたり、あるいは、いきなり頭を叩かれたりなど、理不尽な仕打ちを受けた時、あなたはどのような感情を持つでしょうか?
当然、いい気分はしないでしょう。
それどころか、はらわたの煮えくり返るような気持ちになるかもしれません。
しかし、それこそが、あなたが環境によって自分の感情を左右されているという、何よりの証拠なのです。
このような、多くの人が不愉快に感じる出来事が起こったとしても、不快な感情を持つかどうかは、あなたが選ぶことができるのです。

7つの習慣には、私たちは自分の身に起こったことで傷つくのではなく、その出来事に対する自分の反応によって傷つくのだと書かれています。
たとえ、どんなに酷いことが起こったとしても、自分で傷つくことを選ばなければ、あなたは傷つかなくてもすむのです。

あなたはどのような時でも、どんな感情になるのかを自分で選ぶことが可能です。
いや、それどころか、『7つの習慣』には、人は出来事に対してどのような反応をするのかを選択する「責任」があると書かれています。
つまり、たとえどんなに腹立たしいことを人にされたとしても、それによって怒りを感じるかどうかはあなたの選択にかかっており、その責任は相手にではなく、あなたに有るということなのです。

本当に主体的であるためには、出来事と感情は切り離して考えなくてはいけません。


2.感情は結果ではない


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ここまで読んだ方の大部分が、釈然としないものを感じているのではないでしょうか?
「感情とは、出来事によって自然に湧き出してくるものだから、それを自分で選択することなんてできるわけないじゃないか」
そう思われている方がほとんどでしょう。
実は私も、7つの習慣に書かれている「主体的であること」が、あまり理解できていませんでした。
感情に対しても主体的である、つまり、出来事と感情を切り離して考えるということが腑に落ちたのは、アドラー心理学を日本に広めた『嫌われる勇気』と言う本を読んでからです。

その本には、レストランのウェイターが料理をこぼしてしまい、服を汚された若者がついカッとなり、そのウェイターを怒鳴りつけたという話が出てきます。
一見、この場面は、感情を抑えることができずに若者の怒りが爆発してしまったように見えます。
しかし、これはその若者が自分の都合の良い方向に話を持っていくために、怒りという感情を利用しただけだと言ったら、あなたは納得できるでしょうか?

そんな計算をする暇もなく怒りが爆発したように見えるかもしれませんが、人間は一瞬の間に色々なことを計算して行動しています。
この場面をあなたに置き換えてみましょう。(人間のできているあなたなら、このような場面でも怒鳴りつけるなどということはしないでしょうが、あくまでも例えとしてお読みください)
あなたの目の前で料理がこぼされて、シャツが汚されてしまいました。
料理をこぼしたのは、あなたの上司です。(あるいは、あなたの尊敬している人でもかまいません)
あなたは同じように、相手を怒鳴りつけるでしょうか?
そんなことはありませんよね?
ひょっとすると、内心ではイラッとしているかもしれませんが、きっと、「大丈夫ですよ」と言いながら、笑顔すら浮かべるでしょう。

このように怒りという感情は、あなたの都合によって出し入れが可能な道具なのです。


3.あなたの心には誰も手を出せない


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あなたは自分の感情を他人に振り回されることなく、自分でコントロールできます。
いや、むしろ、コントロールしなければならないのです。
では、再び7つの習慣から例をひきます。

ある病院に、非常にわがままで、看護師に辛くあたってばかりいる患者がいました。
その態度はあまりにも酷く、不謹慎とは知りながらも、看護師達がみんな、「あの患者、早く死んでくれればいいのに」と、陰口を叩くほどでした。
ある日、その病院の看護師の一人が、『7つの習慣』の著者であるコヴィー博士の講演を聞きに行きました。
その講演で、コヴィー博士は「感情は自分でコントロールできる」という話をしました。
それを聞いて、看護師は思いました。
「そんな馬鹿な! あの患者のせいで、私たちはみんな不快な感情にされているんだ。悪いのはあの患者で、私たちは被害者だ。私たちの方に責任なんてあるはずがない!」
しかし、本当にそうだろうかと、その看護師は考えました。
私が不快になるのは、あの患者のせいなのだろうか?
本当に、私はそれ以外の選択はできないのだろうか?
突然、看護師は立ち上がりました。
講演中のことなので、他の聴衆はもちろん、コヴィー博士も驚いて彼女に注目しました。
看護師は、自分が立ち上がって聴衆の注目を浴びていることに気がつくと、恥ずかしそうに席に座りましたが、彼女の心は恥ずかしさよりも、心の自由を手に入れた喜びで一杯でした。
彼女は、自分の心は自分の意志で自由にコントロールすることができると気づいたのです。

あなたの心に触れることは、誰にもできません。
だから、あなたが良い気分でいることを選択したのなら、他人がそれを邪魔することはできないのです。
手放してしまっていた感情のハンドルを、自分の手に取り戻しましょう。




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