頑張らずに頑張る

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皆さんは、「頑張る」という言葉に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
もちろん、人を応援する時に「頑張ってください!」と声をかけるのを見てもお分かりのように、本来はプラスの意味の言葉です。
しかし、多くの人にとって「頑張る=苦しい」という、マイナスのイメージを持った言葉であることも事実です。
そのため、うつ病の人に「頑張れ」は禁句だと言われていました。(今では、状況によっては必ずしも悪いわけではないと考えられるようになっているようです)

願望実現のために頑張りたいけど、頑張るのは苦しいのではないか?
そう考えている人のために、お話しさせていただきます。

まずは、オシッコを我慢している状況を思い浮かべてください。(汚い話ですみません)
あなたは、何としてでもトイレに行こうとします。
普段、車でばかり移動していて、全く歩かないような人でも、そこにトイレがあると分かれば、どれだけ遠くても歩いていくでしょう。
そして、たとえ最初に見つけたトイレが故障していたとしても、諦めることなく次のトイレを探すはずです。
この時、あなたは「頑張って」トイレを探しているはずですが、「頑張るのは苦しいから、トイレを探すのはやめよう」なんて思いますか?

もう一つ例を。
あなたの家の近くに山があると想像してください。
その山は登山道など整備されておらず、命の危険まではないにしても、頂上まで登るのはかなり骨が折れそうです。(世の中には、山に登ることが生きがいだという人もいますが、ここでは、あくまでも大変なことの例として、登山を挙げたのだとご理解ください)
その山の頂上に、「10円玉」が埋まっています。
それを掘り返したら、10円玉はあなたのものです。
あなたは、掘り返しに頂上まで行きますか?
私なら、行きません。(小さな金額のお金でも大切にできる人の方がお金に愛されるので、本当はここで「行く」と言えれば良いのですが…)

では、その山のとなりに、同じくらいの大きさ、同じくらいのけわしさ、同じように登山道が整備されていない山があります。
その頂上には「10億円」が埋まっており、掘り返したらあなたのものです。
あなたは、掘り返しに頂上まで行きますか?
私なら、行きます。
他の人が「あんな山に登るなんて大変でしょう。やめといた方が良いですよ」と言ったとしても、絶対に行きます。

さて、トイレに行く話と山に登る話。
この2つの例に共通していることが分かりますか?
それは、願望実現のための努力を、「~をしなければならない」と捉えるのではなく、「~したい」と考えている点です。
自分の意志で「~したい」と思っているのであれば、たとえ他人からは「頑張っている」ように見えたとしても、本人にはその自覚はないでしょう。
当然、「苦しい」などとは感じません。

では、どうすれば、「しなければならない」を「したい」に変えることができるのでしょうか?
それは、「あなたの願望を魅力的にすること」です。
「オシッコをすること」が魅力的な願望とは思えないかもしれませんが、オシッコを我慢している人にとっては、とても魅力的なはずです。
オシッコが漏れそうな時に、「すみません、アンケートに協力していただいたら、100万円差し上げます」と声をかけられても、「今、急いでるんで!」と、相手にしないのではないでしょうか?(中には、100万円のためならいさぎよく諦める、という人もいるかもしれませんが)

あなたの願望は元々魅力的なはずですが、ともすると、その本当の魅力にまだ気づけていないかもしれません。
あなたの願望の魅力に気づくために、「その願望が実現することによって、どのような良いことがあるか」をリストアップしてみましょう。
そうすることによって、あなたの願望の隠れていた魅力を発見することができるかもしれません。