「それができたら苦労はしないよ」から抜け出す方法

このブログでも、いつも良い気分でいれば幸せになれるということをお伝えしていますが、中にはこのように思う方もいるかもしれません。
「そう言われて、すぐにできれば苦労しない」

その他にも、「願望を実現するには、すでにそれが実現したのだと信じ込めば良い」と言われても、「現実にはまだ実現していないのだから、そんなこと信じようがない」と思うのが普通です。

というわけで、今回は上記のような「そう言われてもできない」を解消するための心構えをお話しします。





1.松下幸之助のダム式経営


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皆さんは、松下幸之助が推奨した「ダム式経営」というものをご存知でしょうか?
ダムというものは水を貯めておくことで、干ばつに備えたり、その他、いろいろな用途に水を有効利用することができます。
これと同じように、資金、技術、人材など、経営に必要なすべてのものを日頃から蓄えておき、余裕を持って会社を経営しなければならない、という考えです。

松下幸之助がこのダム式経営の考え方を講演で話したところ、それを聞いていた聴衆(多くは中小企業の経営者)は不満を小声で漏らしていたそうです。
質疑応答の時間になったとき、一人の経営者が聴衆の不満を代弁して言いました。
「確かに、経営資源に余裕を持たせることができれば、安定した経営ができるでしょう。しかし、我々の会社はいつもギリギリの状態なので、蓄えを作る余裕がありません。どのようにすれば、その蓄えを作ることができるのでしょうか?」
その質問を聞いた松下幸之助は困ったように苦笑して、こう言ったそうです。
「余裕がなくても、まずは蓄えを作ろうと思わなければいけません」

あなたは、この答えに納得できるでしょうか?
このときの聴衆は皆、「全然、答えになっていない」と、失笑を漏らしたそうです。
一人を除いては。

その一人とは、京セラ創業者、稲盛和夫氏です。
稲盛氏は、その言葉を聞いてこう考えたそうです。
そうか、何かを成し遂げるためには、まずはそうしようと思うことがスタートなんだ



2.まずはそうしようと思う


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この逸話で、私が何を言いたいかお分かりだと思います。
いつも良い気分でいられるようになるには、まずは良い気分でいようと思うことから始めましょう。
願望がすでに実現したのだと信じるためには、まずはそう信じようと思うことから始めましょう。
もちろん、そう思ったからと言って、すぐに変わることができるわけではありません。
しかし、そのように考えて努力をしない限り、いつまでたっても、自分を変えることはできません。

願望実現のための本などに書かれているのは、「今すぐ、そのようにしなさい(なりなさい)」というのではなく、「そうできるよう(なれるよう)努力をしましょう」ということなのです。
言われてすぐに実行できないからと言って、諦める必要はありません。
そうすること(なること)が大切なのだと頭に入れ、そのための努力を日々、続けていきましょう。